はじめに
この情報の束、ブログは、私にとって最も大切な人に贈るために書き記します。なぜ思い立ったかというと、本田健さんの”50代にしておきたい17のこと”という書籍や、田坂広志さんの”死は存在しない~最先端量子力学が示す新たな仮説”に突き動かされたからです。自分の考えや思いを家族に残すことが勧められています。知識や情報は調べれば分かります。しかし、自分という人間が、何を考え、どのような思いを持ち、どのような人生を歩んだのか、は自分しか分かりません。
また愛や命は情報であり、死に対する恐れの正体は、生きた証、すなわち自分の情報が残らなくなるという不安である、とありました。
そもそも人生は100年と言われていますが、明日もいつも通りの朝が迎えられるとは限りません。昨年父を亡くしましたが、父の教えというか、父が子である私に伝えたいことが本当に本質的に理解できているかどうかが今思えば自信が100%あるかと言われればないと言わざるを得ません。父の教えを100%理解しているかが、大人になった現在では最も重要なことではなくなっているかも知れませんが、この世に生まれてきて最初で最愛の先生である父がどのように考えていたか、ということについては子としてしっかり知っておきたいと思いました。そんな折り、会社の元同僚の自殺もあり、命のはかなさを重ねて痛感しました。自分の思いがいつまでも子供達に伝えられるとは限らないということを強く感じました。
そして、自分の伝えたいという熱量と伝えられる側の受け入れ体制が合致した内容とタイミングでないと、たとえ伝えたとしても意味が無いどころか、逆効果になることさえあります。反抗期の子供に親が自分の経験から勉強の大切さや行動を律することを感情的に伝えても、逆にもっと意固地になることを経験したことがある人が多いと思いますが、いい例でしょう。
その時間的制約を超越し、自分の伝えたい熱量が低くなったり無くなったりした後でも、たとえば病気になったり、死を迎えた後でも、大切な人が私自身の考えのうち、知りたいことを知りたいときに知れればしれれば良いと考え、この情報を記すことにしました。見てくれなくてもいいと思っていますので、その意味では自己満足の側面が強いですが、似たような境遇の人にとっても参考になれば幸いです。
このブログでは、見る人のことを考えて以下のポリシーを掲げます。
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- なるべく自分にとって普遍的な真理と思われることを記します
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- なるべく自分で実践したことを記します
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- なるべく上から目線ではなく、寄り添う立場を取ります
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- 自分が何者であるのかと言うことも少し織り交ぜます
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