【私たちがいま何をやるべきか、まずは行動しよう】(その2)

目標達成

【STEP2 本当にやりたいことを決める】

やりたいことを決める、なんて変なこと言っているな、と思われるかもしれません。ですが、多くの人はやりたいことはなんとなく思っている程度の認識で、強く意識していません。もし意識していても、無意識の領域まで浸透している人は希でしょう。無意識の領域までやりたいことが浸透している人は、大きな成功を収めています。無意識の領域に働きかける方法は別でお伝えしようと思います。多くの人にとって、最初のステップとしてやりたいことを意識するために、やりたいことを決める必要があります。

どのように決めるか、絶対にやりたいことはこれ、と明確になっている人はそれでいいですが、多くの場合は、自分が持っている前提条件に縛られて、本当にやりたいことではなくやるべきことが先に表面化され、本当に自分がやりたいことが簡単に出てきません。

例えば、<仕事>がTOP3に入っている人にとって、今の仕事で成功するために必要なスキル、役職、年収、リーダーシップや心構えなどを<仕事>のカテゴリで達成したいことを書き出したと思います。今の仕事を継続する前提になっているのではないでしょうか。仕事は辞められないという考えが無意識にあるのでしょうから、その視座からでしか書けないと思います。当然ですよね。

しかし、<趣味><家族>の項目を見ると、ハワイで1ヶ月バカンス、とか子供を海外留学させる、とか普通のサラリーマンを続けていると、実現困難なことがやりたいこととして書かれていたとするとどうでしょうか。このことは、仕事のスキルアップや出世して課長、部長になるなど、<仕事>のカテゴリで出てきた項目が実現出来た場合を想像しても、全然ワクワクしませんでしたが、本当にハワイで1ヶ月バカンス出来たら、子供を小さい内にシンガポールに留学させるとなったら、と考えるだけでワクワクします。しかも出世して多少収入が増えたとしても、1ヶ月のバカンスは実現出来ません。

このようにやりたいことを紙に書いて深掘りすると、本当にやりたいことは、仕事でスキルアップして部長になって年収を増やすことではなく、お金や時間の縛りから解放されて、自由になることだった、と気づきます。

ここで、自分にはそんなこと無理、サラリーマンを辞めて生活できる訳ない、と考えてしまうのが普通でしょう。これは考え方のバイアスで、自分で無意識に設定している前提条件に縛られている状態です。これは正しいでしょうか? あなたが今の考え方を改めない限り、正しいでしょう。というより考え方を改めなければこの状態から脱却できません。仕事を遅くまで頑張って、得られるかどうか分からない他人の評価を勝ち取って出世していく、このような生き方が本当に好きな人はこの通りやればいいですが、サラリーマンに縛られずに生きたい、と思う人は、サラリーマンを辞めるために、やりたいことを決めることです。当然、すぐに辞められる状況ではない人がほとんどでしょう。ですが、サラリーマンを辞めてやりたいことをするために、なにを本当にやりたいのか、を自分で決めることが、非常に重要です。

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